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2007年05月19日

気が強い?(引越しその2)

ずいぶんこちらの『実験コーナー』では、気が弱いと言い続けている私。
引越しでも随所に自分の気の弱さは出て、それでも何とか引越しは完了しました。

普通のそれなりの家賃の賃貸のくせ(さらに素敵な言葉でいえば、レトロな物件)に内装を指定して、入居日も気分で決めたらそのまま決行、夜の仕事を辞めることやら、ばたばたで日々が過ぎていきました。

5月に引越しするということは、ゴールデンウィークをはさむということ。引越しは、オフシーズンに突入中(らしい)です。内装を選べるとの話を4月にしていたのですが、私の準備はいつでもOKなのに、それからなかなか話が進まないままゴールデンウィークに突入。書類も審査も何もできていない状態でした。仲介業者も、長ぁいお休み(8連休?)に入ってしまいました。

『これって本当に、予定日に引越しできるの?』
ちょっとした疑問符。引越し業者にも、日付を指定して頼んでしまったし。各種移転についても、「引っ越します」とあちこち筋に伝えてある。でもまあ、ちょっとした移動だし、何とかなるか。
自分をごまかしつつ、日々を過ごしました。

結局のところ、選べると聞いていたふすまは選べず、そのままにしてもらえると聞いていたフローリングは最初とは別のものに、張り替えになりました。審査が終了したのは引越し3日前、カギを受け取ったのは引越し前夜、かなり遅くなってからでした。

ただですね。完全に休みであるにも関わらず、ゴールデンウィーク中も、ほとんど毎日仲介業者や管理会社の方たちは手続きをしてくれていて、途中経過を電話で伺っていました。ふすまとフローリングは、最初の私の、「こんな雰囲気にしてください」という話を、この物件のレベルで最大限出してくれました。だから、結果的に気に入っています。審査の終了もはじまれば早く、カギも結局必要な日の前日に手に入っています。

もっと強くあれば、ものごとはスムーズに運んだかもしれません。
私はひとりで物件を探すことになりましたので、強い人(例えば男性)と一緒にいて探すのとは話が違います。しつこいですが、私は気が強くもないし、自己主張も強くありません。

ただ、だからといって、決定的なところで納得いかないことは、一切ありませんでした!
担当していただいた方の対応は、単純に仕事であるのみならず、本当に心がこもったものでした。私に必要な条件は全て満たし、満足感いっぱいの引越しとなりました。

弱そうに見えて、結局面倒かつ必要な主張をゆっくりと通してしまうということ。
これって、【セントーリー】効果じゃないかな?

会話をすることは、『勝つ』ことが目的でなく、『お互いの利害関係を調整する』ためのもので、それぞれの個性に応じた主張でOKだということを知りました。ものごとには相場と限界があり、それをわきまえた対応をすることも、特に強い人に必要となる資質かなぁと感じました。
人の良心を押さえ込んじゃうくらいの強さを出しちゃうと、表面的にはどうあれ、本来それぞれが個性として持っている、いい仕事をしてくれなくなってしまい、最終的に、不満な結果となっちゃうかも。

基本的に【セントーリー】は、自分の言うべきことが伝えられず、それで不満になっちゃうと辛いから、自己主張を大切にするために活用するものだと思います。
ということは、穏やかであれ、必要なことを伝えられ、満足いくように導けば、会話の優しさや思いやりは、すでにひとつの個性になっています。

こんな全体の流れを大切にしたい。ひとりのバッチ好きとしての大きな願いです。

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